栽培地を限定した、“いのちの壱”という品種のお米です。
2000年9月、岐阜県下呂市で、コシヒカリの中から新品種 “いのちの壱” が偶然発見されました。
発見者が中心となって、“龍の瞳” というブランド名で発売され、大変な人気を博し、その人気の高まりとともに、生産地も広がって行きました。
“いのちの壱”の特性である、大きな粒(コシヒカリの約1.5倍)や特有の食味をより活かすために、生産地や品質にこだわりたいと考えた農家で、新たに生産グループ「合同会社まん丸屋」を設立。
岐阜県の飛騨及びその周辺地域の中山間地域で栽培することにこだわり、独自に定めた栽培基準に則って栽培したものだけを“銀の朏(みかづき)” のブランド名で、2013年の新米から販売を始めました。
日本一の称号を何度も獲得しています。
銀の朏の品種である“いのちの壱”は、「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で3年連続日本一を受賞した他、数々のコンテストで受賞しています。
驚くほど大きな粒、極上の食感が特徴です。
その特徴は、なんといっても粒の大きさ。(写真左が銀の朏、右がコシヒカリ)今や、日本における美味しいお米の基準となったコシヒカリの、約1.5倍もあります。お米を計量カップからお釜に落とす時の音が、もう違います。重量感ある カン、コン、カン、コン、カン、コン… という音色は、それだけで 「どんな味わいなんだろう?」 と期待が高まることでしょう。そして、研ぐ時の指で感じる感触。
炊き上がって、蓋をあけると…
まるで、真珠のように輝く艶、もっちりとハリがある、一粒ひと粒の存在感。
口に含む、歯がとらえる、噛み締める、舌の上で踊る、上あごに触れる、喉を通りすぎていく、消えない余韻…
その食感に、口内の官能すべてで魅了されることでしょう。
そして、他の味と混在させることが惜しいほどの、澄みきった味わい。
それが “銀の朏” です。
米粒にすっと入っている白い線。
それを三日月に見立てて “銀の朏” と命名しました。
美しい白を指す「銀」。磨き上げられた、美しい米粒の象徴です。
「月」が「出」ると書いて 「朏(みかづき)」。これは三日月の別名です。
(変換で出てこない時は「ひ」と入力してみて下さい)
私たち人間の目に、初めて月として認識できるのが三日月。まさに、「月」が「出」る。つまり、「朏(みかづき)」なのです。
“銀の朏”の米粒には、すっと、白い筋が入っています。それが、まるで三日月のようだということで、この名がつきました。
「朏」という文字のつくりにあたる「出」の文字は、「山」がふたつ連なっていますね。それは、銀の朏の故郷である、岐阜県下呂市の美しい山々。この山々にのぼる三日月を思い浮かべてみてください。ひとたび、銀の朏を召し上がった方ならきっと、その味わいが舌の記憶に蘇ることでしょう。